ラーマナンダ Ramananda
バクティの流れを次いでカースト制度の改革をしたのは14~15世紀に活躍したヴィシュヌ派のラーマナンダだった。
ラーマナンダは社会改革をしようとした訳ではないかもしれないが、彼は男女の平等を説き、バラモンと低位カーストとの差別をなくしてヴィシュヌ神を信仰するものはだれでも一緒に食事をする事が出来るとした。
ラーマナンダが諸国を巡礼して寺院に帰って来た時に彼が戒律を破ったのではないかと疑った他のサドゥーが彼を拒否する事件があったという。
この事件を機会にラーマナンダ派が出来たのである。
「カーストを問うことなかれ。誰と食事をするかを問うことなかれ、もしハリに対するバクティを持つならば、かれはハリ自身のものである。」
ラーマナンダ派のバクティ・ヨーガの方法
- クリシュナ・ラーダ信仰のかわりにラーマ・シータ信仰のマントラを繰り返し繰り返し唱える。「ラーム・ラーマーヤ・ナマハ」
- 神に対して家僕のように仕える。
- 同じ信徒を尊敬し、彼らに奉仕する。
- 自分の欠点を知り、慢心を起こさない。
- あらゆる疑問を解き、優れた師に学ぶ。
ラーマナンダの有名な弟子の中には女性、農民、奴隷階級やイスラム教徒、アウト・カーストがいたという。ラーマナンダが「あらゆる人は神の前で平等である」と説いたのはヒンドゥー教史上初めてのことだといわれる。